第 15章Windowsへのクライアントのみのインストール

PostgreSQLインストレーションの全てをWindowsで構築するには、MinGWCygwinを使用する他ありませんが、Cクライアントライブラリ (libpq) と対話的ターミナル (psql) は他のWindowsツール群でコンパイルすることができます。 ソース配布物にMicrosoft Visual C++用およびBorland C++用のMakefileが含まれています。 他の設定では、手作業でライブラリをコンパイルすることは可能なはずです。

ティップ: MinGWもしくはCygwinの使用を勧めます。 このツールキットのどちらかを使用する場合は 第14章 を参照してください。

Microsoft Visual C++を使用してWindows上で可能なものを全て構築するためには、src ディレクトリに移動して以下のコマンドを入力してください。

nmake /f win32.mak

この例では Visual C++ がパス(環境変数PATH)に入っていることを仮定しています。

Borland C++を使用して全て構築するためには、src ディレクトリに移動して以下のコマンドを入力してください。

make -DCFG=Release /f bcc32.mak

以下のファイルが作成されます。

interfaces\libpq\Release\libpq.dll

動的リンク可能なフロントエンドライブラリ

interfaces\libpq\Release\libpqdll.lib

ユーザのプログラムを libpq.dll にリンクする際に使用するインポートライブラリ

interfaces\libpq\Release\libpq.lib

フロントエンドライブラリのスタティック版

bin\psql\Release\psql.exe

PostgreSQL 対話的ターミナル

実際にインストールする必要があるファイルは libpq.dll ライブラリのみです。 このファイルは大体の場合 WINNT\SYSTEM32 ディレクトリ (Windows 95/98/Me システムでは WINDOWS\SYSTEM ディレクトリ) に格納されます。 このファイルがセットアッププログラムを使ってインストールされるならば、ライブラリの新しいバージョンが上書きされないように、ファイルに含まれる VERSIONINFO リソースを使ったバージョンのチェックをしなければいけません。

もしこのマシンで libpq を使った開発を行う場合は、src\includesrc\interfaces\libpq のソースツリーのサブディレクトリをコンパイラ設定の include パスに追加する必要があります。

ライブラリを使うためには、プロジェクトに libpqdll.lib ファイルを追加しなくてはいけません。 (Visual C++ ではプロジェクトを右クリックし、追加を選択してください。)